今と昔の通信手段 |
投稿: |
私が医師になった時期は、PC、携帯電話、インターネットはもちろん、ワープロさえなかった時代で、大学病院からの呼び出しは、ポケットベル、スライド作りは手書き、資料の検索は、図書館で目次を一つ一つみながら探していました。現在、携帯電話は生活の必需品ですし、講演会をする時もPCのおかげで講演直前まで自分で内容を変更することが可能です。また、医療現場でもオンライン診療や、ロボット支援手術のおかげで、遠隔で手術もできる時代になりました。学会や研究会も、このところWEB上での発表や、ZOOMでの検討会になっています。新型コロナウイルス感染が世界中に広がった現在、もしこれらの通信手段がなかったら、どのような世界になっているのかは想像がつきません。 その一方で、SNSなどを通じて、風評被害や誤った情報が一瞬で拡散する時代になっていることも事実です。長野県の住職からは、年に数回「はがき伝導」としていろいろなお話のお手紙をいただきますが、一瞬で膨大な情報を受け取ることのできる現代において、1枚のはがきのほうが、訴える力が大きいように感じます。 |
2020年5月18日(月) |
<< 新型コロナウイルスに対する検査 2020.5.14 |
新型コロナウイルス感染症の感染時期 >> 2020.5.19 |
はじめのページに戻る |