PCR検査について |
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東京・神奈川での新型コロナウイルス感染症が増加しています 従来PCR検査は、原則として保健所をとおしての依頼でしたが、まだ検査態勢は十分ではありません。呼吸器疾患をあつかっている当院では、発熱の患者さんも拒否せずにうけいれる体制をとっており、そのため、可能な限りの感染対策をとっております。(発熱の患者さんは、診察室および導線・時間をわけて対応をとっています。) そのため、今後新型コロナウイルス感染が疑われる患者さんにとって、できるだけ迅速な診断が必要となっています。従来から報告されてきた唾液によるPCR検査は、患者さんにとっても医療従事者にとっても負担が少ない検査方法ですが、通常のPCR検査と比べてその精度が検討されていました。最近、発症9日までは、咽頭鼻腔からのぬぐい液と唾液検査の結果がほぼ一致することがわかり、保険適応がなされています。現在相模原市では、医師会、および自治体で今後の検討がされていると聞いていますが、呼吸器・循環器を中心として診療している当院では、先駆けて唾液検査を施行するため、すでに検査会社から採取するための容器をとりそろえ、スタッフもその採取手順も取得しており、まもなく開始予定です。健康保険が適応となるためには、相模原市との契約が必要ですが、すでに書類は提出済みですので、契約が成立しだい検査を開始いたします。症状がある方に取っては保険診療が可能です。 ただし、検査は発症後9日以内に行う必要があり、また新型コロナウイルス感染症が疑われた場合にはじめて行うことができる検査のため、施行する、しないはすべて医師の判断によることをご了承ください。(保険診療でおこなった場合は陰性、陽性を含めてすべて相模原市にその結果と経緯を届け出る必要があります) 症状がない方、および陰性証明書が必要な場合等はすべて自費になります。 また唾液PCR検査にあわせて、従来施行してこなかった抗体検査も、精度の上昇および、複数の抗体検査をあわせることにより疾患に対しての防御可能な免疫ができていることが報告されたことを踏まえて、抗体検査(すべて自費)も開始予定です。抗体検査はあくまで過去に感染したかどうかを判定するものですから、過去に何らかの新型コロナウイルス感染を疑う症状があった場合、および 発症後10日以上経過した場合に行われる検査です。 詳しくはホームページ上で随時お知らせいたします |
2020年7月19日(日) |
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