新型コロナワクチン接種をうけられた方へ 【接種後の反応】 接種後数日以内に以下の症状があらわれる場合があります @注射した部分の腕の痛みや腫れ(接種当日から2日間程度) A下痢 B頭痛 B関節痛・筋肉痛 D寒気・疲労・倦怠感 E発熱(多くは微熱ですが38度以上になる場合もあります) ★副反応は1回目より2回目のほうが頻度が多いとされています 【副反応に対する鎮痛解熱剤を含む対応について】 ★ワクチン接種後に熱、頭痛、倦怠感等がつらい場合、市販されている鎮痛解熱剤の使用は問題なく、ワクチンの効果にも影響しないとされています ★ その他「接種部位の痛みや腫れ」がつらい場合は、接種部位を冷やしたり、適度に手を動かしたりしてかまいません。熱があるときは、水分を十分にとって、薄着をしてください (注)鎮痛解熱剤には@非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)とA炎症をおさえる作用が少ない解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン)があります。@の代表がロキソニン、ボルタレンなど Aの代表がカロナールです。ワクチン接種後に熱や頭痛、倦怠感が強くてつらい場合は、Aのカロナールを服用したほうが良いという意見もありますが、現在厚生労働省および、アメリカ疾病対策センター(CDC)は、@を含むすべての解熱鎮痛剤の使用は問題ない、と報告されています。実際ファイザー社が事前におこなった大規模臨床試験では、多くの被験者が@の解熱鎮痛剤を使用しており、特に有効率、安全性に問題は報告されていません。 →アメリカ疾病対策センター(CDC) (英語です) どうしても心配な方は、市販で売っているアセトアミノフェンのみの鎮痛解熱剤としては タイレノールAとバファリンルナJがあります。タイレノールは現在 品薄で、オンラインでも入手がむずかしいようです。バファリンルナにはバファリンルナiとバファリンルナjがありますが、前者のバファリンルナiにはアセトアミノフェンに上記@の成分であるイブプロフェン(ロキソニンの成分)がはいっています。後者のバファリンルナjの成分はAのアセトアミノフェンのみで、小学生から服用が可能で15歳以上の場合は1回3錠の内服が可能となっています ★喘息の中で、特にアスピリン喘息といわれている方は、@は危険で 原則Aを用います。喘息がある方の鎮痛剤は、必ず主治医にご相談ください。風邪薬でよく使用されるPL顆粒は、アセトアミノフェン以外の成分も混じっていますが、量が少なくアスピリン喘息の方にも比較的安全に使用できます。 【副反応に対する相談等】 ワクチン接種後に副反応を疑う症状を認め、医療機関が休み等であれば下記相談センターにご相談ください 神奈川県 新型コロナワクチン相談センター 電話:045-285-0719(24時間受付) 受付内容:ワクチン接種後に生じた副反応などに関する相談 厚生労働省 新型コロナワクチンコールセンター 電話:0120-761770(フリーダイヤル) 受付時間:土日祝日も実施 日本語・英語・中国語・ポルトガル語・スペイン語 9時〜21時 タイ語:9時〜18時 ベトナム語:10時〜19時 |